昨日に引き続き、メイ社長が海外のインタビューに答えたものからご紹介します
なんと・・・!
メイ社長は、2019.1.4のメインイベント、IWGPヘビー級王座決定戦は見たくないそうですーーー
メイ社長「棚橋vsケニーの戦いは、特別なものになると言わざるを得ない・・何故なら、彼らはほぼ反対の立場、互いにほぼ対極にいるからです。それぞれのコメントは見て頂いたでしょうか。例えば棚橋は、新日本プロレスの神髄といえます。彼は「Mr.新日本」なのです。新日本でキャリアをスタートさせ、ヤングライオンとして育ち、良い時も悪い時も彼はそこにいたのですから。レスラーとしてリングの上だけではなく、リングの外でも率先してPRし、会社を助けてきたのです。暗黒の時代には、チケットを手売りにも行ったほどで、新日本プロレスの伝統の典型といえます。彼のDNAに組み込まれている、それが棚橋弘至なのです。
一方で、ケニーですが、信じられないほどの高いクオリティの動き、信じられないほどのスタミナと機敏さを持っていますが、それらはほとんど独学なのです。ほとんど。彼は当然のように道場には行っておらず、そういう部分を持っていない。彼はそれ以外の世界から習得し、世界を相手にレスリングし戦ってきたのです。
だから、彼らは「正反対のもの」なのです。私はこの戦いの結果を見たくない・・と言わざるを得ないのです。
彼らは両極端で、新日本の哲学や伝統を持った人と、全く違った非常に創造的な考え方を持つ人の戦いです。正直言って、この戦いの生み出す結果、これがどのように終えるのかを見たくない・・・今の緊張状態が永遠に続いて欲しいと思っているのです。どちらも見ていたい、どちらも必要だからです。どちらが良い悪いではない・・だからこそ見たくないのですよ。」
今、話題のイデオロギー闘争に関わる部分ですね・・・
「棚橋には世界は変えられない」「ケニーのプロレスには品がない」と真っ向から対立しているお二人・・・今年のNumberのプロレス総選挙のインタビューで内藤さんも「棚橋の過去とも戦わなければならないんですね」と、言っていましたが、棚橋さんは今の新日本の歴史を語る上で欠かせない
近年、怪我や年齢のこともあって調子が上がらず、結果の残せない試合が続いていても、それでも今なお人気投票でケニーさんやオカダさんを引き離し、そして内藤さんにも肉薄するほどの得票を得られる・・・
多くの人が彼の歴史を重視しているということの表れですよね
私がプロレスを見始めた頃には、絶不調状態で、あまり応援するという気さえなかった私でも「2011年の棚橋弘至と中邑真輔」という本を読んでからは対LIJ以外では彼を応援するようになったほどです
私たちにとっていかに「過程」「歴史」が大切かということを思い知りました
一方でずーっと同じままでは「後退」なのです
「温故知新」という言葉があるように、古きは大切にしつつ、新しいものを取り入れていく必要がある・・・どちらかだけという問題ではないですよね
私は正直、棚橋さんの最後の東京ドームのメイン・イベントが来年の1.4なのだと思っています
そして・・・恐らくケニーさんに敗れるだろうと・・・
でも、新たな時代を見たいという想いの一方で、メイ社長と同じく結論づいてしまうのは怖くて見たくないとも思っています
そんな1.4まであと2ヶ月・・・怖いようで、楽しみなようで、怖い・・・
去年のメインと比べると盛り上がりに欠ける・・とずっと思っていましたが、ここにきて少しづつ私の中の緊張感も高まってきました