こんにちはー│´ω`)ノ
花村アニーです。
※今日の記事、ケニーさんのファンの方はスルー頂いた方が良いと思います。
※もし、ファンだけどお読み頂ける場合は、最後まで、そしてリンクを貼っている過去記事も合わせて読んで頂けますようお願いします。
私はケニー・オメガという選手が好きでした。
・・・何故なら、2017年のG1CLIMAXの優勝者決定戦での内藤さんとの試合が好きだったから。
多分、50回くらいは見た、と思っている。
それ以来ケニーのことはとても好意的に見ていたし、内藤さんとまた対戦してほしいと思っていた。
実際、昨日新日本プロレスの公式サイトで公開された内藤さんの自伝の続きでも、内藤さん自身も「ケニーとの試合はワクワクが止まらなかった」って。
大阪城ホールで去年IWGPヘビー級王座を戴冠した時も現地で見ていて応援していた。
だからこそ、去るかもしれないケニーに向けて、こんな記事も書いた。
新日本プロレスを去ると決まった時は、残念だったけど、人の人生だし、そういう日もある。
と、それはそれで、スッキリ。
彼の今後を応援しようと思っていた。
だから正直、先日東スポに掲載されたインタビューは想定外でびっくり。
アニーが思ったこと
「言わんでええやろ、これ」が最初の感想。
久しぶりに本気でイラっとして、インタビューを閉じる。
東スポかケニーか、どちらが望んでしたインタビューか分からない。海外メディアに対しては割と素直に今までも話していたのは知ってる。でも、日本語で公開されると分かってこんな話をする必要性が見当たらない。
最後にはっきりと自分の立場や考えを日本のファンに伝えてなかったから、という気遣いならもっと話し方がある。
正直、自由にやりたい、でも日本の市場は手放したくないっていう気持ちが見え隠れして、本当に腹が立ってしまった・・・
例えばこの部分・・・
ケニー:これまでの業界では、まるで会社のスタッフやオーナーがファンに対し「これがプロレスですよ」と上から教えてるような風潮があった。AEWは違う。選手たちがそれぞれ大事にしている心からのプロレスを見せることができる。
プロレスという興行を提供するのが、興行会社。それぞれのカラーがあって、考え方があって。レスラーもそれぞれ違う。
一方で、ファンの私たちだって好き勝手言う。批判だったり、共感だったり、納得いかないなーと思う時だってあるけど・・・
それでも一番自分が見てて楽しいなーと思う団体を応援する結果、今、新日本プロレスが日本では一番人気がある。
じゃあ、AEWが提供するのはどんなプロレスということだろう?
プロレスラーだってそれぞれにプロレス観があると言うけれど・・・そのどれも否定しないようなエンタメを作り上げるということなのかな?
それって、人が増え組織が大きくなると共に方向性に違いが出て来ると思う。
自分がオーナーでない限り、出来ることは、お金を出してくれる人との契約の中での話に、どうしても限られるんじゃないのかな。
ケニー:もちろん。今の時代において、新日本がミスしていると思うのは、女子が試合に出られないことだ。
女子選手、あんまり私は知らないけど、先日棚橋さんと週刊プロレスで対談したセンダイガールズプロレスリングの里村明衣子さんは、女子プロレス界が男子に比べてとても大変だと話されていた。
そんな各女子プロレス団体が育てた選手を「引き抜くよ」って話をしてるんですよね?
穿った見方をすると・・・あわよくばこのインタビューで何かムーブメントが起きて新日本が女子部門を設立し、選手を育ててくれれば、「引き抜きたいな」と思っているように感じてしまう。
女子と男子で生まれた時の筋肉に違いはないけど、過度なトレーニングは女性ホルモンバランスが崩す可能性が高いと言われている。
女性にとって女性ホルモン起因の身体への影響はかなり大きく、女性としての人生を考えた時に男性より続けることが難しい部分って、どうしてもある。男尊女卑とかそんなレベルではない難しさがあると思う。
そんな難しさを乗り越え団体運営をしているところから選手を引き抜く話をしている。
引き抜きってどこにでも起こることで、新日本プロレスだって裏で多かれ少なかれしてるんだろうから彼及びAEWの考え方は否定しないし、もちろんマナーを守れば自由だけど、それをメディアに話す必要が本当にあるのかな?
一体このインタビュー、誰に向けて話してるのかな?
ケニーの覚悟
いや、でも・・こういう話は、一旦置いて冷静になるべきだな、と。
しばらく閉じてプロレス知らない人に話してみる。今回は夫。
※彼は、全くプロレスは見ない人です。
ア「ケニーが自分のしたいことが出来ないから、新日本を離れたんだって。」
夫「ふーん、そうなんや、まぁ、そういうこともあるやろ。人は人やね。」
ア「でも、自分がオーナーの組織でなければ、結局自由じゃないよね。」
夫「まぁ、そうやね。でもそのアメリカの会社の方が自由度が高かったんやろ。やりたいことやれるって思ったんやろね。」
ア「自分の会社の社員が、辞めた後にそんな告白をメディアにしたら腹立たん?」
夫「確かに、それは流石に腹立つね。それはしなくても良い行動やと思う。でも・・」
ア「何?」
夫「自由って責任やから。自由度が高くなればなるほど、責任は重くなる。それを取る覚悟をしてのインタビューなんじゃないの?後には引けないし、万が一失敗すれば、発言の全てが自分に返ってくる。自由なだけでは組織は運営できないから、自分の思いだけでは事は進まない。それを学ぶことが出来る。それだってマネジメントの立場に立つから分かる学びだし、もし成功して今までと違う新しいことができるなら、それは素晴らしいことやし。」
ア「・・・うん。」
夫「トライアンドエラー。やってみないと分からないことも多々あるやろ。」
ア「海外のメディアに割と素直に話をしてたのは前から知ってたけど、日本のファンには気を遣ってくれてたと思うんよ。それって大事じゃない?何かもう応援できひんかも。」
夫「まぁ、気遣いはどうしても必要やね。でも今まで、その人の試合でアニーは楽しんだんじゃないの?それの全てが今回のインタビューで消えるん?」
ア「うーん・・・」
夫「来る日も、来る日も仕事から帰ったら見てた、あの試合やんな?内藤さん一人では出来んやん。まぁ、そのケニー?余計なことしたなって印象はあるけど、真実って分からないし。それくらいの覚悟で今の仕事に取り組んでて、頑張ろうって思うなら、その人の良かった部分を思い出して応援してあげれば良いんじゃない?まぁ、応援できないなら、それでもええと思うけどね。アニーはアニー。」
全くプロレスのことは分からない夫から見ると、そこまでのインタビューって覚悟がないとできない、と。
確かに今までしたことのない仕事をするって、怖さや手探りな部分が占める割合も高い。特に私には経験がないから想像だけど、副社長という立場なら団体の行方も左右するだろうし、人の人生も背負う。その覚悟は相当なものですよね。
自由に想うプロレスをやって、代わりに背負った重い責任を全うしようとする。それがプロレスの世界を変えると信じてやってる。
これから初めて、新日本プロレスの「背広組」の気持ちや苦労も学ぶのかも。
そして、アニーが大好きなあの試合。内藤さんが好きだから、好きな試合なんだけど、内藤さん一人では戦えない。
相手がケニーでお互いに楽しんで試合をしていたから、ここまで私の心を掴んだんでしょう。そう、彼のしてきてくれたことも忘れちゃいけない。
それはきっと、間違いない。
最後に・・・
お腹の底のモヤモヤが消えない。
だから、今は応援するとは言えない。
でも、ケニーが今まで新日本で見せてくれた景色も、忘れない。
今はそれだけ。
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